ガーデニングが趣味の母

ガーデニングが趣味の母

私の実家は関西地方の海沿いの街にあり、そこで今は、今年で70歳を越える母が一人で暮らしています。本来は弟の一家と一緒に住んでいたのですが、どうにも母とお嫁さんの折り合いが悪く、結局別居する形に落ち着いたのです。
弟の一家が引っ越していく前は、「家の雰囲気が悪くて困る」などとこぼしていた母ですが、現在は悠々自適な一人暮らしを送り、気ままな毎日を過ごしている様子です。

さて私の実家ですが、立地は海が見える台地の上で、非常に見晴らしが良いのが自慢です。自宅庭もある程度のスペースがあり、母はそこにかねてからの趣味だったガーデニングを活かし、ちょっとした「イングリッシュ・ガーデン」を作りました。
気取らず、飾らないのが特徴のこのお庭造りは、さっぱりとした性格の母と大変相性が良かったようで、一年前に始めたとは思えないほど現在は充実した庭園になっています。

自宅の玄関から見える位置には、イングリッシュ・ガーデンの代名詞にもなっている「バラ」が植えられ、赤やピンクの花が一人暮らしの母を慰めてくれています。また、別の要素としては、こちらもこの形式の庭園を代表する「コニファー」と総称される木々が、美しい緑のグラデーションをお庭に添えてくれて、ただ鮮やかなだけでは無い、カジュアルで自然な形が特徴のイングリッシュ・ガーデンならではの風景となっているのです。

私はこの綺麗なお庭が、弟のお嫁さんとの関係で疲れた母の心を癒し、いつか和解のきっかけにもなってくれればいいなと思い、今日も庭園のお手入れを手伝っています。